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MATCH REPORT

ラ・ロハ極まれり 文・西部 謙司

 北中米W杯決勝が7月20日(日本時間)に行われ、スペインが2010年南アフリカ大会以来二度目の頂点に立った。
 手段は不変、「スペインのサッカー」。ボールを支配し続けてゲームを支配し続けた。ボールを持っていれば当然、自分たちのターン。守備の時間などない。延長戦の後半まで失点せず勝機をつないだアルゼンチンの気迫と決死の守備も見事だったが、リオネル・メッシらにカウンターの機会すら与えないスペインの攻撃力と組織力、支配力がそのずっと上をいっていた。
 スコアこそ1-0だったが、20本のシュートを放ち、被シュート数はわずかに2。同じくボール支配でフランスを完封した準決勝も然り、全8試合で14得点1失点と驚異的だ。スペインがスペインのサッカーを貫徹した。

決勝点の場面。完璧な崩しから最後はフェラン・トーレス、バルセロナ所属のストライカーが“決めた”ことも興味深い/Photos: Getty Image

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